妊娠糖尿病のお母さんと赤ちゃんの食事

6e47810c-637e-41e1-8858-bb0cb20b1fa5妊娠は、新しい命を迎える喜びや幸せをお母さんにもたらします。しかし中には、妊娠によって妊娠糖尿病になる女性もいます。

糖尿病というのは重篤な病気で、この病気にかかると、からだは血液中で糖(グルコースとして知られています)を適切にコントロールすることができなくなります(もしあなたが糖尿病にかかっていて、妊娠の予定があるという場合は、あらゆる不安や食事習慣について医師と相談することが大切です)。妊娠糖尿病にかかると、母体や赤ちゃんに重篤な合併症やリスクが生じる可能性があります。そのため医師は妊娠期間中を通して何度も血糖値の検査を行うのです。

妊娠中に糖尿病と診断されるのはつらいことかもしれませんが、医療チームの協力の下、血糖値管理の計画を立てることが大切です。この場合、食事の見直しや体重管理、身体を活動的に保つことなど、生活習慣の変更が必要になることが多く、時には薬の服用についての見直しも求められます(多くの場合、妊娠糖尿病は出産後に治ります)。

妊娠中の食事は、母体だけでなく成長中の赤ちゃんにも影響するため非常に大切です。妊娠中にはよく特定のものが無性に食べたくなったり、見るのも嫌というほどに嫌いになったりするものですが、そんな時は管理栄養士や医療チームのスタッフに相談してください。彼らがあなたに必要な栄養素を満たすと同時に、魅力にあふれる食事計画を立ててくれます(楽しめない、嫌いなものばかりといった食事は、続けることはできませんよね)。

大切なこととしてぜひ覚えておいていただきたいのが、母体と赤ちゃん両方の健康のためにはお母さん自身が十分なカロリーと栄養を摂取する必要があり、そうすることでおやつを食べる余裕は少なくなるかもしれないということです。健康的な食品(果物や野菜など)か、甘いもの(デザートなど)かにかかわらず、多くの食品は血糖値に影響します。あなたを担当する医師は、何を、どれくらいの頻度で、どれくらいの量(1回分の量が重要です)を食べてもよいかという判断のお手伝いをします。

お母さんは赤ちゃんにできる限りのことをしてあげたいと思うものです。ですから特定の食品または食品成分についてお母さんが不安を抱く理由は容易に理解できます。妊娠中のお母さんの中には、糖尿病があってもなくても、アスパルテームなどの低カロリー甘味料の利用を検討する方もいるかもしれません。残念なことに、最近では、低カロリー甘味料について多くの誤った情報が見つかっています。しかしアスパルテームは、安全で簡単な代用品として食事に取り入れて甘いものを楽しむことができ、カロリーを増やしたり血糖値に影響を与えたりすることもありません。アスパルテームが胎盤を通過せず、成長中の赤ちゃんに届くことはないという事実に、お母さんは安心できます。アスパルテームは、体内で分解されて他の食品中の成分と同じになるのです。体内でのアスパルテーム分解についてのくわしい情報はこちらからご覧ください。

米食品医薬品局(FDA)と米国医師会の科学問題部会は、妊娠中あるいは授乳中の女性でもアスパルテームを摂取して問題ないという点で見解が一致しています。米国小児科学会栄養委員会のタスクフォースでも同様に、アスパルテームは母体および成長中の赤ちゃんの両方に安全であると結論付けています。ただし、アスパルテームはフェニルアラニンを原料とするため、お母さんがフェニルケトン尿症(PKUとも呼ばれています)の場合は、アスパルテームの使用について担当の医療チームと相談することが大切です。

妊娠中の食事管理については、あなたが糖尿病だったとしたら特に、最初はとても大変なことのように感じるかもしれません。しかし、妊娠中の糖尿病管理が不十分な場合、一時的にお母さんと成長中の赤ちゃんの両方にとって重篤な事態となることも、少なくありません。したがって、担当の医師の協力の下、食事を楽しく、あなたとあなたの赤ちゃんにとって栄養あるものにする方法を見つけ、この特別な時間を楽しめるようにすることが非常に大切なのです。